実務経歴証明書の罠!「点検に参加したのに書けない?」会社の理不尽を突破する方法

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電気管理技術者を目指す皆さん、実務経歴証明書の作成で悩んでいませんか?

特に、現場で月次・年次点検をこなしてきたのに、会社から『所属班が違うから実績に書くな』なんて言われたら、目の前が真っ暗になりますよね。

私も同じ壁にぶつかりました。ビルメン現場では当たり前のようにある『組織の都合』で、自分の努力が無に帰す理不尽。しかし、あきらめるのはまだ早いです。

この記事では、たとえ班が違っても、あなたが担当した『停電操作』を正当な実務として主張するための考え方を、私の実体験をもとに詳しく解説します。

この記事を読み終える頃には、会社にどう反論し、監督部に対してどう自分の経歴を説明すべきか、具体的な道筋が見えているはずです。

「班が違うから書くな」という会社の理不尽

私はビルの設備管理員として現場に立ち、日々の月次点検はもちろん、年に一度の大きな山場である年次点検にも休まず参加してきました。 現場で実際に手を動かし、測定器を扱い、異常がないか目を光らせてきたのは間違いなく自分自身です。

それなのに、いざ実務経歴証明書を作る段になって会社から返ってきたのは、『お前が所属していたのは電気班ではないのだから、年次点検の実績としては認められない(書くな)』という非情な言葉でした。(月次点検はなぜか認めてくれましたが)

同じ現場で汗を流し、同じ責任感を持って作業にあたっていたのに、組織図の上の『班の名前』一つで数年間の努力が否定される。 そんな理不尽な話、納得がいくはずがありませんよね。

実際のところ、年次点検で私が担当していたのは『停電操作』がメインでした。 高圧受電設備の電源を開放し、安全に作業させる。そして点検終了後、再び慎重に電気を送り出す。

この『操作』こそ、現場の責任者として最も緊張する瞬間であり、電気の知識と経験が問われる実務のはずです。

それなのに会社は、『点検そのものをやったわけじゃないし、班も違うから実績としてカウントするな』と言ってくる。

その経験を『実績ではない』と切り捨てられるのは、あまりに現場を軽視した言い分ではないでしょうか。

なぜ「停電操作」は立派な認定実務と言えるのか?

一般的に『点検実務』と聞くと、試験器を使ってリレー試験をしたり、絶縁抵抗を測定したりする姿を想像しがちです。しかし、電気管理技術者の本来の役割は電気工作物の保安を監督することにあります。

その中でも『停電・復電操作』は、保安監督業務の最たるものです。

  • 系統の把握 どの遮断器を落とせばどこが停電するか、系統図を完全に理解していなければ操作はできません。
  • 安全の確保 検電・接地(アース)の取り付け指示など、作業員の命を守るための手順を指揮するのは操作者の役割です。
  • 負荷への配慮 復電時に一斉に負荷が立ち上がる際の突入電流や、重要負荷への影響を考慮した順次投入など、高度な判断が求められます。

これらの業務を『ただのスイッチ操作』と片付ける会社があるならば、それは電気保安の現場を理解していないと言わざるを得ません。

ビル管理の現場では、協力業者が試験機を回している間、私たちは常に『全体図』を見て、安全な停電状態を維持しています。この『保安の監督』こそが、監督部が求める実務要件の本質なのです。

班の名前が『衛生班』であろうと『空調班』であろうと、あなたがヘルメットを被り、高圧操作棒を握り、手順書を読み上げて遮断器を操作したのであれば、それは立派な実務経験として主張すべきです。

諦める前に確認すべきこと

結論から言えば、年次点検における『停電・復電の操作』や、協力業者の『作業指揮・安全管理』は、電気管理技術者の実務として認められる可能性が十分にあります。

会社から『班が違うから書くな』と言われても、あなたがその現場の運用に関わり、高圧機器の操作に責任を持って立ち会っていた事実は消えません。

監督部が求めているのは、組織図上の名称ではなく、『あなたがその電気工作物の維持・運用にどう携わったか』という具体的な中身です。もし会社が判を押してくれないなら、まずは自分がどのような操作手順書に従い、どんなリスク管理を行ったかを整理してみましょう。

「班が違う」という壁を壊すための「3つの証拠」の揃え方

感情的に『認めてくれ!』と訴えても、会社や組織はなかなか動きません。大切なのは、監督部や協会が見たときに『これなら実務として認めざるを得ない』という客観的な事実を揃えることです。

1. 停電・復電操作の「手順書」を整理する

あなたが実際に操作した際の『停電操作手順書』を思い出してください。どの遮断器(VCBやLBS)をどの順番で操作し、どのタイミングで検電・接地を行ったか。この『手順を熟知して実行した』という事実は、電気保安の監督業務そのものです。これらをメモにまとめ、自分の実務内容として言語化しておきましょう。

2. 「立会記録」や「作業報告書」の写しを確認する

班が違っても、当日の作業記録にあなたの名前が『立会者』や『操作担当者』として残っていれば、それは強力な証拠になります。会社が実績を否定しても、公的な書類に名前があれば、実態としての経験を証明できます。

3. 保安規定における自分の役割を再確認する

所属するビル管理現場の『保安規定』を読み返してみてください。そこには、電気主任技術者のもとで誰がどのように実務を分担するかが書かれているはずです。班の名前がどうあれ、保安規定に基づいた実務に関わっていれば、それは組織上の正当な業務と言えます。

これらの準備は、会社を説得するためだけではありません。将来、関東東北産業保安監督部で面接を受ける際、自分の経験を堂々と説明するための『武器』にもなるのです。

産業保安監督部の審査を突破するための「心構え」

関東東北の監督部は、実務内容の整合性を非常に重視します。 書類を提出する際、もし会社から『班が違うから書くな』と言われた経験があるなら、それを逆手にとって『どのような組織体制で、自分はどのような役割(操作担当・立会担当)で実務を遂行したのか』を、図解や補足説明ができるくらいまで整理しておく必要があります。

審査官が見ているのは、組織図上の名前ではなく、『停電操作の現場で、異常事態が起きたときにあなたがどう判断できたか』という実力です。

会社に実績を否定されたからといって、自分のキャリアまで否定してはいけません。 むしろ、会社が協力的でないのであれば、早めに『電気管理技術者協会』などの外部組織に相談に行くのも一つの手です。

あなたが産業保安監督部で、自信を持って自分の経歴を語れるようになること。それが、今の理不尽を跳ね返す唯一の道です。

私も、あの時あきらめなくて本当に良かったと思っています。会社から『書くな』と言われたあの日が、私の独立への本当のスタート地点でした。

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